「新旧ジャニ"共演"」で露呈したテレビ局の本音 ジャニーズ事務所謝罪会見から1年で何が変わったのか
しかし、9月10日放送の「第44回 全国高等学校クイズ選手権」ではSTARTO ENTERTAINMENTのSixTONESをパーソナリティーに起用。かまいたち、指原莉乃さん、石川みなみアナウンサーなど、それ以外のメンバーは「超無敵クラス」の出演者で占められていただけに不自然さを訴える声があがっていました。
このところ同番組は坂道グループが6年、QuizKnockが2年出演していただけに、たびたび「日テレが忖度で『24時間テレビ』の穴埋めをしたのでは」と疑う声すらあったのです。
また、少しさかのぼると、7月6日の大型音楽特番「THE MUSIC DAY 2024」では、STARTO ENTERTAINMENTの櫻井翔さん、SUPER EIGHT、KAT-TUN、timelesz(旧:Sexy Zone)、King & Prince、Snow Man、SixTONES、なにわ男子と、独立した山下智久さん、TOBEのNumber_iが同時出演。
世間の反応を見ながら、今回の『with MUSIC』に向けて段階を踏んでいた感がありました。
今後もリスクと利益を両にらみ
「THE MUSIC DAY 2024」も、今回の「with MUSIC」も、「リアルタイム視聴が期待できるファン層を持つアーティストをできるだけ多く出したい」という狙いがあったのは間違いないでしょう。
さらにSTARTO ENTERTAINMENT、CULEN、TOBEのアーティストはネット上のコメントや配信再生も活発であり、同時出演によってその効果は倍増するという期待のほどがうかがえます。
性加害問題という大きなきっかけがあったにもかかわず、ドラスティックに変えられないもどかしさはありますが、他局も似たようなものであり、ビジネスである以上、これからもリスクと利益を両にらみしながらキャスティングを進めていくのでしょう。
その際はできるだけ視聴者ファースト、クオリティファーストを貫き、「忖度ではないか」と疑いたくなるような機会を減らしてほしいところです。
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