「新旧ジャニ"共演"」で露呈したテレビ局の本音 ジャニーズ事務所謝罪会見から1年で何が変わったのか
もちろん音楽番組だけでなく、「かつてのように民放のバラエティや情報番組にも出てほしい」という声も少なくありません。
現在3人はNHKで「ワルイコあつまれ」という教育バラエティにレギュラー出演し、「SMAP×SMAP」(関西テレビ・フジテレビ系)時代を彷彿させるコントを披露していますし、配信番組などで見せるトーク力も含め、3人のスキルはサビついていないように見えます。
しかし、「業界内の圧力や忖度が改善されつつある」ことが意味するのは、「フェアな競争になったことで現在のニーズが問われる」というシビアな現実。アイドルやアーティストの世代交代やグローバル化が進む中、現在彼らがどれくらいの影響力を持っているのか。
それは新しい地図の3人だけでなく、STARTO ENTERTAINMENTやTOBE、引いては他のアイドルやアーティストも同様であり、今年の年末から来年の上半期にかけて真価が問われる形になっていくでしょう。
新しい地図には「今さらもういい」、Number_iには「裏切った」などの否定的な声もある中、それをどんなパフォーマンスで覆していくのか期待したいところです。
日和見なスタンスの日本テレビ
最後にもう1つあげておきたいのは、日本テレビの日和見なスタンスへの賛否。
日本テレビは「with MUSIC」で4組を同時出演させるなど、忖度から一歩抜け出したような印象を与える一方、他番組の起用を見ていると、どちらつかずで煮え切らないようなスタンスがうかがえます。
8月31日・9月1日の「24時間テレビ」では、20年以上にわたって旧ジャニーズのタレントが務め続けてきた「メインパーソナリティー」というポストを廃止。
STARTO ENTERTAINMENTに所属またはエージェント契約をしているタレントは相葉雅紀さん、増田貴久さん、髙橋海人さんの出演に留める一方で、香取慎吾さんと草彅剛さんを「24時間テレビスペシャルドラマ」に起用するなど、これまでからの変化を見せました。
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