ワークマン「新作ビジネスバッグ」差別化の狙い "ビジネスカジュアル"をデザインや機能性に取り込む

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「近年のビジネスバッグ市場をどう見ているのか」も聞いてみた。

「選び方はさまざまですが、利用シーンについてはオン・オフの境目が低くなったことを感じます。例えば、同じリュックで平日の仕事も休日の外出もする人が増えたのではないでしょうか」(大後氏)

バッグ選びは服装とも関連性があり、ビジネス現場のカジュアル化も大きいだろう。気候も昔に比べて秋が短くなり、取材をしていても「秋らしいコーディネート」が薄れたと感じる。

ワークマン
「アンブレテックス」のPC収納部分(筆者撮影)

バッグ好きな人は高額品でも買うが…

また、筆者はこれまで別ルートで仕事用バッグにおける消費者意識を何度も聞いてきたが、バッグ好きな人は5万円を超える商品でも買う。

2017年には発売後に完売した「大人ランドセル」という10万円の商品(当時)を取材して記事で紹介した。

こうした高額品は、例えば上質な革を使っていたり、日本の職人による手縫い作業が行われていたりする。職人の作業現場を取材したこともあるが、根気のいる丁寧な仕事ぶりだった。そうした手間も価格に反映されていく。

もちろん、そこまで仕事用バッグに支出したくない人もいる。これまで行った調査では1万~3万円台の購入が多かった。こだわり方は人それぞれだ。

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