体制維新--大阪都 橋下徹、堺屋太一著
大阪都構想は平成維新の尖兵、日本を改めるモデルケースだと著者たちは言う。
今までの政治は、リンゴを育てる農園を耕すことに力を入れず、リンゴを渡す話ばかりをしてきた。リンゴはいずれ渡すが、今必要なのは農園の土をしっかり耕すこと、リンゴのなる仕組み、システムをしっかりと作り直すことだ。土を耕す仕事は地味でしんどい。しかし、大阪の土を今、ここで耕さなければ、大阪だけでなく、日本全国で、もうリンゴは二度とできなくなる、とも説く。
経済の低迷が続く要因は、古い既得権構造にある。大阪府を都に改編し、再生を図ることで、道州制への火付け役も担おうと、著者二人が意気投合する。
文春新書 893円
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