女子アナ「体臭批判で炎上」よりキツイ最大の痛恨 超人気番組に出演も、炎上を追い風にできず…
その後、川口さんは「言葉を扱う仕事をしている者として未熟でした」として、X上で謝罪したものの、それから1週間以上たった今なお、川口さんに対するバッシングはやまない。なかには誹謗中傷とみられる投稿もある。
こうした状況を受けて、VOICEは8月16日、「お問い合わせへのご回答」と題した追加声明を公式サイトに掲載した。そこでは契約解除の背景として、「当社宛に川口氏の発言で深く傷ついたという内容のメールや問合せが多数届いたこと」を挙げたほか、VOICEと川口さんの関係性について「本件以外に於いて関係性は良好でありましたことを申し添えます。一部ネット上で、彼女の普段の素行の悪さから契約解除になったという憶測が出ておりますが、そのようなことはありません」とも書いた。
加えて、この追加声明では、11日に行った発表の表現をめぐり、「名誉を毀損するという表現が強すぎるご指摘があったため、修正いたしました」とも明かした。弁護士チェックを受けつつの使用であったが、「川口氏への罰則を印象として強めてしまったのではないか」と思い至ったとしている。
なおVOICEでは今後、所属アナウンサーや従業員に対して、SNS投稿についてのルール設定や講習会などの実施を検討しているという。
「契約解除後も守る姿勢」が伝わった
筆者はネットメディア編集者として、これまで多くの「炎上をめぐる謝罪文」を見てきた。それらの経験から、今回のVOICEによる追加声明を読むと、社会に対して「誠実なイメージ」を与える内容ではないかと感じた。
いったん契約解除した以上、一般的には「赤の他人」となる。しばらく事務手続きでの関係性はあろうとも、それは表に出す必要のないものだ。もし法的措置を取ることがあっても、その際は粛々と対応すればいい。
事態が大きく動いていない段階で、新たにコメントを出すことにより、さらに火に油を注ぐ展開も予想される。にもかかわらず、そのリスクを負ってでも、あえて追加声明を掲載したことで、「契約解除後も守る姿勢」が伝わったのではないか。
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