女性経営者に立ちはだかる「同性つながり」の障壁 企業間取引に経営者の「性別ホモフィリー」が影響

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ビジネスパーソン
(写真:Graphs/PIXTA)

日本初の女性弁護士の一人である三淵嘉子の人生をモデルにしたNHK連続テレビ小説「虎に翼」が、現代日本の状況と相まって大いに注目を集めている。本作では、「女性は結婚し家庭に入るのが当たり前」とされていた戦後日本で、主人公の寅子が差別や偏見に立ち向かい法律家として力強く生きる姿が描かれる。一方、戦後80年が近づいている現在も、日本でジェンダー平等社会が実現しているとは言いがたい。

ジェンダー平等が社会正義の観点で正当とされるのは言うまでもないが、女性の経済参加の機会が男性に比べ大幅に制限されている現状は、社会全体に大きな非効率性を生み出す。女性が直面する障壁を明らかにし、適切に対応していくことが必要だ。

筆者が政策研究大学院大学の泉佑太朗氏、東京大学の重岡仁氏と行った研究では、女性経営者が直面する制約を新たな視点で分析している。

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