当時、日本で既製品の培地を作るメーカーはなかった。親しくしていた東北大学の先生から「日本(企業)で培地を作らなければダメだよ」と言われ、当社でも細胞培養用の培地を作り始めた。
研究開発や自由診療などの目的で細胞の培養を手がける研究機関や医療機関に向けて、少量多品種で細胞培養用の培地を生産・販売している。
――現在ではiPS細胞を用いた難病治療の研究開発が進むなど、細胞の培養が必要になる再生医療の進歩が著しいです。
2006年にiPS細胞が初めて作られ、2012年に(京都大学の)山中伸弥先生がノーベル賞を受賞してから、底が抜けたように飛躍的にマーケットが拡大していった。
この記事は有料会員限定です。
(残り 3359文字 です)
ログイン(会員の方はこちら)
有料会員登録
【4/30(水)まで】 年額プラン2,000円OFFクーポン 配布中!
詳細はこちらから
東洋経済オンライン有料会員にご登録いただくと、有料会員限定記事を含むすべての記事と、『週刊東洋経済』電子版をお読みいただけます。
- 有料会員限定記事を含むすべての記事が読める
- 『週刊東洋経済』電子版の最新号とバックナンバーが読み放題
- 有料会員限定メールマガジンをお届け
- 各種イベント・セミナーご優待
トピックボードAD
有料会員限定記事
無料会員登録はこちら
ログインはこちら