医療費は「皆のお金」、費用対効果をどう考えるか 医療の評価指標に「QALY(質調整生存年)」がある

✎ 1〜 ✎ 266 ✎ 267 ✎ 268 ✎ 最新
拡大
縮小
病院内総合窓口
(写真:MASANORI SEIYA/PIXTA)

医療費の増加が続いている。厚生労働省「令和4年度 医療費の動向」によれば、2022年度の医療費は46兆円で、前年度から約1.8兆円増加した。

日本の医療は公的医療保険が中心で、医療費の約5割は社会保険料、約4割は税、残りの約1割が自己負担で構成される。医療費の実に約9割が「皆のお金」から支払われているとあって、そのコントロールは重要な社会課題である。

医療政策においてはデータ分析に基づく議論が進んでおり、19年度からは医療への費用対効果の評価が直接的に政策に取り入れられるようになった。

関連記事
トピックボードAD
トレンドライブラリーAD
人気の動画
TSMC、NVIDIAの追い風受ける日本企業と国策ラピダスの行方
TSMC、NVIDIAの追い風受ける日本企業と国策ラピダスの行方
【動物研究家】パンク町田に密着し、知られざる一面に迫る
【動物研究家】パンク町田に密着し、知られざる一面に迫る
広告収入減に株主の圧力増大、テレビ局が直面する生存競争
広告収入減に株主の圧力増大、テレビ局が直面する生存競争
現実味が増す「トランプ再選」、政策や外交に起こりうる変化
現実味が増す「トランプ再選」、政策や外交に起こりうる変化
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
トレンドウォッチAD
東洋経済education×ICT
東洋経済オンライン有料会員のご案内