「グリコ出荷停止騒動」6月へ再開延期の切実事情 店頭の「プッチンプリン」が約2カ月消える背景
![](https://tk.ismcdn.jp/mwimgs/6/f/570/img_6f9405331bd1de7d2161ddab6df6c82f827227.jpg)
「プッチンプリン」などグリコを代表する商品群も出荷停止状態が続く(写真:グリコ)
再び「プッチンプリン」を味わえる機会が、さらに遠のいた――。
菓子メーカー大手の江崎グリコは、4月に発生した基幹システムの障害の影響で「プッチンプリン」「カフェオーレ」「アーモンド効果」「BifiXヨーグルト」など、17ブランドのチルド商品が出荷停止状態となっている。
障害の原因は特定できたが
グリコはこれまで出荷再開の時期を5月中旬としていたが、5月1日に出荷停止期間を延長すると発表した。再開時期は6月中をメドとしている。なぜ再度の延期となってしまったのか。
![](https://tk.ismcdn.jp/mwimgs/c/3/570/img_c3d334e0a8da08f710b3d2c505e96a84382437.jpg)
キリンビバレッジの果汁飲料「トロピカーナ」などもグリコに販売を委託しており、出荷停止状態だ(記者撮影)
現在、グリコはシステムの改修に着手している。問題となったのは、システム上の在庫数と実際の在庫の数が異なるなど、データの不整合だった。詳細は明かしていないが、障害の原因は特定できており作業を進めているという。
予定より遅れるのは「システム改修が完了した後、物流倉庫における現場での検証を行うことを決めたため」(グリコ広報)。
トピックボードAD
有料会員限定記事
ビジネスの人気記事
無料会員登録はこちら
ログインはこちら