日本最強のペット犬は、「偶然の産物」だった プードルが7年連続王者に輝いている理由
2つめの出来事は、ある有名人との共演だ。
2008年、ついにプードルは種類・登録数ランキングの1位に躍り出る。このころは第44代アメリカ大統領にオバマ氏が選出。そう世界が大きく動いた年だ。
真央ちゃん愛犬もプードル
このとき、プードル人気に火をつけたのが、「真央ちゃん」の愛称で親しまれるアイススケートの浅田真央選手である。
真央ちゃんはこの年、2008年3月の世界フィギュアスケート選手権の女子シングルで逆転の初優勝を遂げた。この前後、プードルで愛犬のエアロが真央ちゃんとともにクローズアップされた。
エアロと共演したアイスショーが記憶に残っている人もいるだろう。これが日本におけるプードル人気をさらに加速させたのだ。
そうはいっても、その後、かつて不動の1位だったダックスフンドや人気種のチワワなどを押さえての7年連続トップはすごい。ブームが一過性のものにならなかったということだ。
この安定した人気の裏側にある3つめの出来事が「ティーカッププードル」だ。
その名のとおり、驚異の小ささと愛らしさで、話題沸騰。まるでぬいぐるみような愛嬌と、気品のあるクルクルとした毛が魅力的。小柄なので、散歩をするにもシャンプーをするにも手間がかからず飼いやすい。
プードルは、公認されているサイズだけでスタンダード、ミディアム、ミニチュア、トイの4サイズと豊富。小さな子から大きい子まで同じ犬種なのに、さまざまなサイズのプードルと出会える。
プードルはもともと絶対的な可愛さを持っているものの、ここまでの人気は、3つの事象が重なった「偶然の産物」だったともいえるかもしれない。プードルを飼っている人でもそこまで知っている人は少ないだろう。そして、「犬を飼ってみたい」と思っているアナタ。プードルが気になったのでは?
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