急増する「信号待ち強盗」被害者が語る"恐怖体験" 1人運転の女性を狙う卑劣犯行に専門家が警鐘

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「もし彼氏がいなかったら─。そう思うと怖くて。それ以来、夜に車を運転するとパニック発作が起きるようになり、1人で運転できなくなりました」(A子さん)

A子さんはその足で警察に被害届を出しに行ったというが、犯人を捕まえるのは難しいと言われたという。

「女性の皆さんには助手席に人がいるように見せるのと、ドアロックを必ずかけてほしい。ドライブレコーダーをつけていなかったのが悔やまれますし、逃げる姿だけでも写真に収めればよかった」(A子さん)

後悔の念とともに、同じ被害に遭わないよう警鐘を鳴らした。

駐車場で女性を狙うケースも

外務省ホームページでは「信号待ち強盗」の被害報告が連日、掲載されている(外務省ホームページ)

少年らによる強盗事件を複数、担当したことのある元警視庁の村田礼子さんは、

「A子さんが大事に至らず何よりです。このままドラッグストアに行っていたらレイプされたおそれもあります。信号待ち強盗よりも多いのが、コンビニやドラッグストアなどの駐車場で1人の女性を狙って車に乗り込みそのまま性的暴行、強盗するというケース。

A子さんの言うようにドアロックは絶対にかけてください。赤信号であろうともケータイの操作は危険なので無理に写真を撮ろうとするのはやめてくださいね」

と、呼びかける。また、女性だけでなく男性の被害者もいるという信号待ち強盗。もはや対岸の火事ではない。

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