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松竹、ナイト歌舞伎やアニメ歌舞伎に込める野望 歌舞伎ファン層拡大、アニメ事業育成に向き合う

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松竹社長の髙橋敏弘氏
髙橋敏弘(たかはし・としひろ)/松竹社長。1967年生まれ。立教大学経済学部卒業後、90年に松竹入社。財務部財務課次長などを経て2011年経営企画部グループ企画室長就任。15年に取締役、20年に映像本部長就任。23年5月から現職。(撮影:今井康一)
日本の伝統芸能「歌舞伎」を引き継いできた松竹が今年5月、19年ぶりに社長交代した。コロナ期間中は休演や座席数制限などの影響で業績が大きく落ち込んだ。今2024年2月期は4年ぶりの営業黒字化計画だが、映画・演劇事業は厳しい状況が続く。若者や外国人ファンの獲得という課題にどう向き合うのか。髙橋弘社長に聞いた。

──3期連続で営業赤字です。今の会社の状況をどう見ていますか。

コロナ期間は演劇がとくに厳しかった。当時落ち込んだ業績が今も戻りきっていない。だんだんと公演の演目も増えてきたがお客さんが戻りきっていない状況で、とくに団体のお客さんが減っている。

──今期も演劇事業は赤字です。

来期は大丈夫なんじゃないかな。

一般のお客さんは問題なく回復していて、団体客のいなくなったところを取り返していく必要がある。今ならインバウンド需要を取り込むことで乗り切れると思っている。

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