セキュリティー業界で超大型のM&Aが相次ぐワケ ジェン・デジタル社長に聞く業界の最前線
すべての世代のデジタルライフをサポートする
――ジェン・デジタルとはどんな会社でしょうか?
正式名はジェン・デジタルだが、われわれは自身のことを「ジェン(Gen)」と短く呼んでいる。2022年11月に(ノートン・ライフロックとアバストの統合を受けて)発足した。新しい会社の下には7つのブランドがある。
ジェンという名前は「ジェネレーション(Generation、世代)」に由来する。
世代には、X世代(注:アメリカのベビーブーム世代の後、1960年代半ば~1970年代半ばに生まれた世代)だったり、Y世代(同1970年代後半~1980年代半ば生まれ)、ミレニアル世代(1980年代後半~1990年半ば生まれ)、Z世代(1990年代後半~2010年頃生まれ)などいろんな年代、世代がある。
その中で共通しているのは、すべての人がネットでつながっているということだ。
誰もがネット上で学んだり、仕事をしたり、エンターテインメントを楽しんだり、ショッピングや銀行のサービスを利用している。とくに、コロナ禍ではこういった活動が急速に進んだ。
特定の世代をサポートするのではなくて、「すべての世代、5億人をサポートする」という意味で「ジェン」という名前にした。


















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