JR西、学生向け鉄道インターンの「熱い5日間」 電気・車両などの「普段見えづらい」鉄道現場を体験
この、「仕事が見えづらい」という点については学生の声から聞かれ、今回の現場体験で「通学で使用している鉄道がこのような仕事によって支えられているとは知らなかった」という声も多く聞かれ、貴重な経験になったことには違いないようだ。ほかにも嘉松氏は「数年前には私自身が就活生だったこともあり、その時の経験を反映した」とのことだ。たとえば、初日にグループワークの時間をしっかり設け、「5日間で知りたいこと」というテーマを各班で決めて、最終日にその成果を発表してもらうようにした。
インターンシップで”練習”を
これは嘉松氏自身の就職活動の中でグループワークやディスカッションを多くの企業が入社試験に導入していたことに着目し、JR西日本でもインターンシップでぜひ“練習”をしてほしいと考えたという。
鉄道の仕事は専門性が高いものの、「入社してから研修期間もしっかりあるので、『ちょっとでも興味がある』、『働けるかも』というきっかけで検討していただければうれしい。ご自身がこの職場で働いている光景がイメージできるか、そんなことをこのインターンシップで想像してもらえたら」と今回のインターンシップへの思いを話した。
まさに「百聞は一見に如かず」を具体化したといえる今回のインターンシップ。次世代の鉄道を支える、大きなきっかけに出合う場になるか、その成果が期待される。
記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
印刷ページの表示はログインが必要です。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
無料会員登録はこちら
ログインはこちら