
日経平均は3万3700円を一時超えたが、年後半も堅調かどうかには不安がある(写真:尾形文繁)
私は心配性である。うまく行っているときも何かリスクがあるのではないかと考えてしまう。クレジットアナリストの経歴が長いため、そういう見方が根付いてしまったのかもしれない。
年初から日経平均株価は上昇基調に入り、3月ごろの春闘の成功を経て、6月19日に3万3768円を付けた。私などは同時に進んでいた円安が1ドル=150円に近づいているほうを気にしてしまうのだが、株価の好調は皆の心を躍らせるようで、日本は完全に潮目が変わったのだ、と政財界の重要人物からも強気の発言が目立つ。
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