北九州市が地盤で電動機を祖業とする安川電機。主力製品のサーボモーター、インバーター、産業用ロボットは、世界で指折りのシェアを誇る。各国の製造業でFA(ファクトリーオートメーション)の重要性が高まる中、5月には2025年度までの中期経営計画を発表。成長に向けどう舵取りするか、3月に就任した小川昌寛社長に聞いた。
ロボットとモーションの両立
──年初来で株価は6割上昇し、PBR(株価純資産倍率)も5倍超えです(6月21日時点)。市場からどこを評価されていると分析しますか。
世界的な人手不足や賃金上昇、生産の高度化などを背景に、「オートメーション」の必要性が高まっている。そんな中で安川電機は、オートメーションの代名詞である「ロボット」を持ちつつ、ロボットや工作機械の動作を制御するサーボモーターなどの「モーションコントロール」事業領域も手がけている。このロボットとモーションの事業の両立というのは、世界的に見ても非常に珍しい。そうした弊社の技術力や事業力のポテンシャル、そして市場の成長性への先行期待値が、株価上昇のベースにあると思う。
──新中期経営計画では、25年度営業利益1000億円(22年度実績683億円)を掲げました。強気の数字では?
この記事は有料会員限定です。
ログイン(会員の方はこちら)
有料会員登録
東洋経済オンライン有料会員にご登録いただくと、有料会員限定記事を含むすべての記事と、『週刊東洋経済』電子版をお読みいただけます。
- 有料会員限定記事を含むすべての記事が読める
- 『週刊東洋経済』電子版の最新号とバックナンバーが読み放題
- 有料会員限定メールマガジンをお届け
- 各種イベント・セミナーご優待
トピックボードAD
有料会員限定記事
無料会員登録はこちら
ログインはこちら