有料会員限定

急落する欧州ガス相場は日本に好影響もたらすか 国内は電気料金値上げ進むが、いずれ値下げも

✎ 1〜 ✎ 272 ✎ 273 ✎ 274 ✎ 最新
拡大
縮小
(写真:Peter Boer/Bloomberg)

天然ガス相場が急落している。ロシアが欧州への供給を大幅削減した昨年8月に345ユーロ(1メガワット時当たり)の高値をつけた欧州ガス相場だが足元で23ユーロまで下落している。

コロナ禍が欧州全域に拡大した2020年に欧州ガスは需要の激減から5ユーロまで売り込まれた。だが、昨年のロシアによるウクライナ侵攻でガス供給が全面停止するとの懸念から暴騰した。2年で70倍に急上昇した価格が9カ月で15分の1にまで急落という前代未聞の上下変動を示現したことになる。

WTI原油も2008年夏のリーマン危機に至るまでに2年かけて3倍になった相場が半年で5分の1まで急落したことがあるが、今回のガス相場はそれをはるかに凌駕する。筆者が記憶する限りにおいて、市況商品の歴史の中で短期間の変動幅では最大ではないだろうか。

次ページガス価格急落の理由2つ目は
関連記事
トピックボードAD
トレンドライブラリーAD
人気の動画
TSMC、NVIDIAの追い風受ける日本企業と国策ラピダスの行方
TSMC、NVIDIAの追い風受ける日本企業と国策ラピダスの行方
【動物研究家】パンク町田に密着し、知られざる一面に迫る
【動物研究家】パンク町田に密着し、知られざる一面に迫る
広告収入減に株主の圧力増大、テレビ局が直面する生存競争
広告収入減に株主の圧力増大、テレビ局が直面する生存競争
現実味が増す「トランプ再選」、政策や外交に起こりうる変化
現実味が増す「トランプ再選」、政策や外交に起こりうる変化
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
トレンドウォッチAD
東洋経済education×ICT
東洋経済オンライン有料会員のご案内