2022年は、「シリコンバレー(SV)が死んだ年」といわれている。
この年、テクノロジー企業で軒並み行われたレイオフは14万人にも及んだとされる。それまでは楽園のような職場環境を社員に提供していた企業が時には1万人単位で社員をカットするさまは、冷血を絵に描いたようなものだった。
グーグルでは、長年貢献してきたエンジニアが告知もなく、コンピューターにアクセス不能になったことで自分のレイオフを知るといった例もあった。「邪悪になるな」のモットーを掲げる同社のバケの皮が剥がれた瞬間だった。経営トップは、社員よりウォール街のほうを向いて数字合わせをしているように見える。
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