「お金持ちになれる人」か一発でわかる2つの行動 年収「億超え」の人に見られる共通点
さらにここで、もう1つ行動を加えましょう。息を吸い込み、手のひらをパチンと叩く。それと同時に「よし、やるぞ」と自分を励ます言葉や、「エネルギーが充電される言葉」を口にするのです。発する言葉は、「お子さんの名前」でもかまいません。この一連の動作をしたら、数分でもいいので、必ず行動するようにしてください。これを、行動の「強化」と言います。
水族館のイルカがインストラクターの指示通りに動けるのは、行動したあとに「ご褒美」がもらえるからです。エサがもらえるブザーを聞くだけで、よだれが出てしまうパブロフの犬の実験も有名ですね。目の前にあったら嬉しい「ご褒美」を言葉にするのがいいでしょう。
もちろん、職場の環境によってはまわりの同僚に迷惑にならないよう、小声でやるなど工夫してください。あくまで、脳のトリガーを発動するための儀式です。声の大小は関係ありません。知人のビリヤードのプロプレイヤーで、ここ一番の勝負どころでは、耳元でパチンと指を鳴らすという人もいました。
このシンプルな行動でも、脳に刷り込まれて強化されれば、着手点までのスタートダッシュは格段にアップすることを保証します。
行動した瞬間から改善策を考える
もう1つ、私が重要視していることに、トライ&エラーのスピードがあります。私に限らず、上場企業の社長など、どの成功者にも必ず共通して見られる傾向です。仕事のできる人は、すぐに行動するだけでなく、行動した瞬間から改善策を考え始めます。行動と改善を同時に行うなんて、ちょっと意味がわからないかもしれません。しかし、年収1億円を超える人は、実際に行動してから、ゆっくりと改善するというプロセスを踏まないのです。
以前、全国100店舗以上のクリニックを経営し、十数年で年商100億円の規模まで成長させた湘南美容グループの相川佳之代表と、仕事をご一緒させていただく機会がありました。相川代表は、常に黒革の分厚い手帳を持ち歩いていることで有名です。今の事業や人事の改善点を、そこに書き込んでいました。
少し見せてもらったのですが、本やセミナーからの気づきを得たら、すぐに「今後どう改善していくか」まで書き込んでいました。そのための行動予定で、びっしりと埋め尽くされています。
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