複雑ダイヤ「新横浜線」ちょっと便利な乗り継ぎ術 目黒へ5分短縮、大井町・新横浜間25分で行く技
また、元住吉14・28・44・58分発、新丸子01・18・31・48分発の東横線各駅停車(自由が丘で急行渋谷行き接続)に乗り遅れても、元住吉00・15・30・45分発、新丸子04・19・34・49分発の目黒線各駅停車に乗れば、逃した各停が接続するのと同じ急行に多摩川または田園調布で乗り継ぐことができる。
目黒方面に行く場合も同じような手が使える。上記の目黒線各駅停車(元住吉00・15・30・45分発、新丸子04・19・34・49分発)は武蔵小山で急行に接続するが、この各停に乗り遅れても大丈夫。直後に来る元住吉05・20・35・50分発、新丸子08・23・38・53分発の東横線各駅停車に乗れば、多摩川または田園調布で目黒線急行に乗り継ぐことができ、目黒到着の遅れを回避できる。
これらの接続は、ダイヤ通り運転されている際に筆者が現地で発着時刻の秒数も考慮して確認した。ただしいずれの方法も東横線・目黒線のどちらかが少しでも遅延すると破綻する技なので、そのリスクも考慮のうえご活用いただきたい。
実は大井町―新横浜間も最速25分
今回のダイヤ改正では、日中にも渋谷始発の急行が新設された。渋谷からの着席チャンスが増えたのは嬉しい点ではないだろうか。一方、この渋谷始発急行と相鉄直通急行は自由が丘での各駅停車への接続はない。となると、急行の停まらない新丸子や元住吉へはその後の各停で行くしかないように思える。
そこで使えるのが目黒線各停だ。渋谷毎時12・17・42・47分発の急行は、田園調布で2〜3分後の目黒線各停に乗り継ぐことができ、新丸子・元住吉へは後続の東横線各停を利用するより最大2分早く着く。なお、相鉄直通急行は輸送障害による相鉄直通中止でも渋谷―武蔵小杉間は運転するようである(実際に3月26日はこのような運用となっていた)。
また、「渋谷―新横浜間最速25分」などが盛んにPRされている中、あまり目立たないがこれまでJR京浜東北線・横浜線経由で30分以上かかっていた大井町―新横浜間も最速25分で行けるようになった。
目黒線では新横浜まで行く急行が毎時4本走っているが、このうち1本は大岡山で大井町線の上り・下り両方の急行に接続する。日中の下りは、大井町43分発の急行を利用すれば、大岡山乗り換えで新横浜まで最速25分だ。このほか、大井町23分発の急行と26分発の各駅停車も、大岡山で目黒線日吉行きに待ち時間なしで乗り継げる。
新横浜からの場合は、27分発の急行が大岡山乗り換えで大井町まで最速26分だ。このほか、日吉52分発の各駅停車は大岡山で急行大井町行きに、58分発の各駅停車は各駅停車大井町行きに待ち時間なしで接続する。
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