「ウクライナに車いすを」奮闘する日本の支援団体 ジャーナリストの呼びかけにNPO、企業が呼応

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戦争が長期化するウクライナ。車いすの贈呈を通じた国際貢献で日本人のボランティアたちが奮闘している。

キーウに届けられた日本の車いす。戦闘の長期化で車いすの需要が激増している(写真:FFU)

ロシアによる軍事侵攻で多数の死傷者が出ているウクライナ。「戦争で傷付いた現地の人たちの助けになりたい」。海外に車いすを送る活動をする日本のボランティアが奮闘している。

元カステラ工場を改装した東京都練馬区のキリスト教会。1月31日の午前10時過ぎに訪問すると、広々としたビルの1フロアで、「NPO法人希望の車いす」に所属する15人のボランティアが中古の車いすの修理に励んでいた。

贈呈するための車いすは傷んだ部品をすべて取り替える。ブレーキのききや車輪の回転の具合、磨き残しがないかなど、すみずみまで徹底的にチェックし、3週間かけて新品同様の姿に仕上げる。

取材対応してくれた理事長の谷雅史さんは言う。「車いすは贈り物。気持ちよく使っていただきたいと思ってピカピカに磨き上げている」。

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