内部資料入手!日ハムの新球場「稼ぎ」の全貌 政府が推し進めるスタジアム改革の試金石

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3月、北海道北広島市でプロ野球・北海道日本ハムファイターズの新球場を含むボールパークが開業する。東洋経済は内部資料を入手、施設がもたらす経済効果の全貌をつかんだ。

北海道日本ハムファイターズの新本拠地「エスコンフィールドHOKKAIDO」
いよいよ3月に開業する北海道日本ハムファイターズの新本拠地「エスコンフィールドHOKKAIDO」の内部(記者撮影)

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政府が掲げるスタジアム改革の試金石となる施設が全貌を現した。

2023年3月、北海道北広島市でプロ野球球団・北海道日本ハムファイターズの新本拠地「エスコンフィールドHOKKAIDO」を含むボールパーク「北海道ボールパークFビレッジ」が開業する。

Fビレッジは2023年に国内で誕生する新施設の中でも、最も注目度が高いファシリティと見られている。経済効果をめぐっては2022年12月に、関西大学の宮本勝浩名誉教授が「建設投資と開業後10年間の消費支出による経済効果は約6788億円」と試算した。これは直接効果だけでなく、そこから派生する1次波及効果、2次波及効果を含めた試算だ。

ボールパークの運営会社が描く経済価値

これに対して、東洋経済はFビレッジの内部資料を手に入れた。

その資料によると、ボールパーク運営会社・ファイターズスポーツ&エンターテイメント(FSE)の事業計画などを基にスポーツコンサルタントのフィールドマネージメントストラテジー(FMS)が弾きだした経済効果は、8400億円であることがわかった。

FMSはボールパークの建設が始まった2018年から開業10年後までの15年間の累積で、北広島市や道などに波及する経済効果をほぼ直接効果の積算だけで推計している。

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