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大谷翔平、メジャー「MVP奪回」が夢物語でない理由 どのチームでプレー?カギは球団の身売り問題

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すでに「コロナ後」の段階に入ったエンタメ各界は、どこまで拡大するか。「2023年再予測」特集のスポーツ・カルチャーパートから抜粋。

ピッチングとバッティングをする大谷翔平
大型契約のオファーだけでなく、勝つための構想を示さないと大谷は納得しないだろう(写真:時事)

特集「2023大予測|スポーツ・カルチャー編」の他の記事を読む

ウクライナ、気候変動、インフレ……。混迷を極める世界はどこへ向かうのか。12月19日発売の『週刊東洋経済』12月24-31日号では「2023年大予測」を特集(アマゾンでの購入はこちら)。世界と日本の政治・経済から、産業・業界、スポーツ・エンタメまで108のテーマについて、今後の展開とベスト・ワーストシナリオを徹底解説する。この記事は本特集内にも収録しています。

去年よりも自信を持ってプレー

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エンゼルスの大谷翔平がメジャーリーグ6年目に突入する。2022年は2年連続のMVP受賞こそ逃したが、満票で選ばれた前年を上回るほどの活躍だった。「明らかに今年のほうが全体的な数字はいいですし、自分でプレーしている感じも去年よりも自信を持ってプレーしている」と本人も述べている。

選手の勝利への貢献度を測る指標で、専門家がMVPを選ぶうえで参考にしているWARでは、メジャー1位だった2021年の8.0を上回る9.5を記録した(データサイトFanGraphs参照)。

約31万人もの野球選手のデータを基に成績予測するZiPSと呼ばれるシステムによると、大谷が今後のキャリアで2021年のWARを上回る確率は、開幕時点で12%しかなかった。それを楽々と成し遂げてしまった。

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