有料会員限定

ラグビーW杯、日本は新境地「ベスト4」へ進めるか 同プールの強豪2国とは大きな実力差があるが

✎ 1 ✎ 2 ✎ 3 ✎ 4 ✎ 最新
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

有料会員限定記事の印刷ページの表示は、有料会員登録が必要です。

はこちら

はこちら

縮小

すでに「コロナ後」の段階に入ったエンタメ各界は、どこまで拡大するか。「2023年再予測」特集のスポーツ・カルチャーパートから抜粋。

日本対フランスのラグビーテストマッチ、試合中の選手達
22年秋にはイングランド、フランスなど強豪と試合を行った(写真:EPA=時事)

特集「2023大予測|スポーツ・カルチャー編」の他の記事を読む

ウクライナ、気候変動、インフレ……。混迷を極める世界はどこへ向かうのか。12月19日発売の『週刊東洋経済』12月24-31日号では「2023年大予測」を特集(アマゾンでの購入はこちら)。世界と日本の政治・経済から、産業・業界、スポーツ・エンタメまで108のテーマについて、今後の展開とベスト・ワーストシナリオを徹底解説する。この記事は本特集内にも収録しています。

エディー・ジョーンズが変えた日本

週刊東洋経済 2022年12/24-12/31【新春合併特大号】(2023年大予測 108のテーマで混沌の時代を完全解明!)
『週刊東洋経済 2022年12/24-12/31【新春合併特大号】(2023年大予測 108のテーマで混沌の時代を完全解明!)』(東洋経済新報社)書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします。

世界ランキング10位、今でこそ世界の強豪と渡り合えている日本だが、2011年大会まではW杯(ワールドカップ)で1勝2分21敗。さらに1995年のニュージーランド戦では、17-145のW杯最多失点という不名誉な記録も作った。

そんな弱小だった日本が変わったのは、世界的な指導者であるエディー・ジョーンズHC(ヘッドコーチ)が2012年に就任してからだった。

強化体制を整え、長期に及ぶハードな代表合宿を敢行することでレベルアップを図った。また、パワーが必要なポジションには外国出身選手を招集した。ラグビーでは、規定された期間の居住などの条件をクリアしていれば、国籍が違っても代表選手になることができる。

エディー・ジョーンズHCに鍛えられた日本は2015年9月19日、W杯で奇跡を起こす。当時世界ランク3位、出場5大会すべてで決勝トーナメントに進出し優勝2回、さらに通算成績は24勝4敗とW杯最高勝率を誇っていた南アフリカを、終了間際の逆転トライで撃破したのだった。

会場の地名をとって「ブライトンの奇跡」と呼ばれたこの勝利を現地メディアは「史上最大の番狂わせ」と伝えた。ただ日本は、この大会では3勝を挙げたもののスコットランドに敗れ、3カ国が3勝1敗で並び、勝ち点差でベスト8進出を逃した。

次ページフランス大会はベスト8以上が目標
関連記事
トピックボードAD