相鉄・東急新横浜線開業「安くなる」区間はどこか 直通で乗り換えは減るが運賃はどう変わる?
もともと東神奈川で横浜線に乗り換えれば新横浜へ行ける京浜東北線沿線からだと、新横浜線経由は運賃面で不利になる駅が多い。
蒲田は308円(加算後318円)のところが東急多摩川線・新横浜線経由(多摩川乗り換え)だと358円、川崎は220円(加算後230円)が南武線・新横浜線経由(武蔵小杉乗り換え)だと475円と、倍以上になる。ただし、大井町からはJRが396円(加算後406円)なのに対して、大井町線・新横浜線経由(自由が丘乗り換え)は358円と割安だ。
品川から新横浜へは東神奈川乗り換え横浜線利用だと473円(加算後483円)のところ、横須賀線・新横浜線経由(武蔵小杉乗り換え)は475円で、JRのバリアフリー料金加算後はわずかに安くなる。
免許センターがある二俣川へは?
神奈川県にお住まいの方なら、免許更新などで数年に一度は二俣川駅のお世話になるだろう。そこで横浜市・川崎市を中心に、新横浜線に関係ありそうな駅間で比較してみた。
まず長津田からだと横浜線・新横浜線経由(新横浜乗り換え)は499円(加算後509円)と、田園都市線・小田急江ノ島線・相鉄線経由(中央林間・大和乗り換え)の現行運賃492円より僅差で高いが、運賃改定・バリアフリー料金加算後はこちらが535円となるので、逆に新横浜線経由が安くなる。
一方、あざみ野からは横浜市営地下鉄を使って新横浜で乗り換えたほうがわずかながら安くなる。このほか、新横浜からだと100円ほど安くなる。
ところが、新横浜より東京都心寄りや川崎市内から二俣川へは新横浜線経由のほうがほとんどの場合100円以上、とくに登戸からは200円以上も割高になる計算だ。池袋―大崎間の各駅からだとJR直通よりは少し安くなるという程度で、副都心線直通だと100円以上の上昇だ。新宿に至っては、新横浜線経由よりも小田急を使って大和で乗り換えるルートの方が現行運賃比だと175円も安い(バリアフリー料金加算後は155円安)。
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