──どのような経緯でメタバースを仕事に?
私は18年に内因性のうつ病を発症し、対人恐怖症に陥りました。人と目を合わせることができなくなり、会社を辞め、ベッドでYouTubeやツイッターを眺める日々を過ごすようになりました。半年ほど経ったある日、インターネット上でVR(仮想現実)とVTuber(バーチャルユーチューバー)に出あいました。彼らとの関わり合いから、バーチャル空間、メタバースの世界ならば自分も生きていけると直感したのです。
実際にヘッドマウントディスプレー(HMD、VRゴーグル)をかぶってバーチャル空間に没入し、アバターの姿同士で会話をすると、人の目は怖くありませんでした。それでバーチャル空間でイベントを開催するようになったのです。
バーチャル空間で出会った方々と共に株式会社HIKKYを立ち上げ、バーチャル空間での展示会バーチャルマーケットを開くことになりました。回を重ねるごとに企業の出展数は増え、収益化も実現。自分が作った場で誰かが楽しんでくれたり、思ってもみない作品に光が当たったりするのはとてもうれしいです。
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