FRB(米連邦準備制度理事会)は9月、3回連続となる0.75%の大幅利上げを決め、インフレ抑制への強い決意を示した。筆者がとくに注目したのは、3カ月に一度公表する経済予測を厳しい見通しへ変更したことである。
金融引き締め開始後も春ごろまでの見通しは、利上げは小幅にとどまり失業率も4%の自然失業率を下回ったまま、なぜかインフレ率だけは順調に低下するという希望的観測に基づくものだった。これに対し最新の見通しは、大幅利上げで失業率が4%を明確に上回る結果(今年の実質経済成長率はほぼゼロ)、インフレ率も低下する姿になった。ソフトランディングは諦めたといってよいだろう。
この記事は有料会員限定です。
ログイン(会員の方はこちら)
有料会員登録
東洋経済オンライン有料会員にご登録いただくと、有料会員限定記事を含むすべての記事と、『週刊東洋経済』電子版をお読みいただけます。
- 有料会員限定記事を含むすべての記事が読める
- 『週刊東洋経済』電子版の最新号とバックナンバーが読み放題
- 有料会員限定メールマガジンをお届け
- 各種イベント・セミナーご優待
トピックボードAD
有料会員限定記事
無料会員登録はこちら
ログインはこちら