何が起きた?西九州新幹線「開業初日」の一部始終 部分開業がネック、やはり「長崎は雨」なのか?

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上り一番列車の武雄温泉駅行き西九州新幹線「かもめ2号」(写真:恵 知仁)

まだ真っ暗な、2022年9月23日(金・祝)午前4時20分。ついに西九州新幹線が開業する長崎駅へホテルから歩いて到着すると、人の多さに驚かされた。

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1000人近い人で賑わう

2時間後の6時17分に発車する、武雄温泉駅行きの上り一番列車である新幹線「かもめ2号」乗車を目指す人、出発式の様子を見に来た人などで駅舎の外に行列ができており、駅舎の中も同様に行列。

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西九州新幹線の開業を取材するメディアの多さにも驚かされた。メディア向けに用意された取材エリアでスタンバイしていた際、「東京から鉄道のメディアとかも来てるらしいよ」と話している声が、東京から来た筆者の背後から聞こえてくる。

JR九州によると、開業式典への列席者が約120人、上り一番列車「かもめ2号」自由席に並んだ人が約250人、入場券利用者が約300人おり、メディアは約40社100人が来ていたという(「かもめ2号」で行われた出発式後の人数)。

これに加えて、上り一番列車「かもめ2号」の指定席数がおよそ160。列席者には国土交通大臣をはじめとするVIPがいるため、制服私服、警察官の姿も多数。そして、たくさんのJR九州スタッフ。夜も明けやらぬ長崎駅に、ざっくり1000人は集まっていたことになりそうだ。

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