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ESG投資の潮流に逆らう賢人バフェットの賭け 絶妙のタイミングで石油、天然ガスに投資

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ワシントンDCで講演するウォーレン・バフェット氏
(写真:2018 Bloomberg Finance LP)

「人の行く裏に道あり花の山」

相場の世界の古い格言である。オマハの賢人、ウォーレン・バフェット氏ほどこれを体現している投資家はいないだろう。

FERC(米国連邦エネルギー規制委員会)は先月、バフェット氏の保有する運用会社バークシャー・ハサウェイが米石油大手オキシデンタル・ペトロリアムの株式を50%まで買収するとの申請を認可した。市場はこれを同氏がオキシデンタルを完全買収するための布石とみている。それが実現すれば500億ドル(約6.9兆円)もの巨額買収となりバークシャーにとっても過去最大の投資となる。

同氏がオキシデンタルに投資を始めたのはコロナ禍前の2019年。当時は米石油大手アナダルコ・ペトロリアムをめぐってオキシデンタルとシェブロンが買収合戦を繰り広げていた。買収資金が欲しかったオキシデンタルのホルブCEOはオマハの賢人に援護射撃を要請し100億ドル(当時の対円レートで約1兆円)の出資を得る。それにより同社はアナダルコの買収に成功し、バフェット氏も8%の利回りと株価59.62ドルで買い増しできる権利を手に入れた。

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