「米国発不況」は避けられない、日本はどうする FRBは景気よりインフレ退治優先、その影響

✎ 1〜 ✎ 180 ✎ 181 ✎ 182 ✎ 最新
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小
記者会見中の岸田文夫首相
(写真:2022 Bloomberg Finance LP)

米国発のグローバル不況が避けられない情勢となってきた。FRB(米連邦準備制度理事会)は景気悪化を甘受してでもインフレ退治を進める。

エネルギーや食料品の価格高騰は世界共通だが、米国ではコロナ対策の大規模な財政出動が行われ、需要と雇用が過熱した。そのため、物価と賃金のスパイラル的な上昇が懸念される。財のインフレはピークアウトしてきたが、脱コロナでサービス需要はなお強い。

エネルギー価格も下落に転じたが、対ロシアや産油国の思惑など政治が絡み、景気減速に伴い下がり続けるとも言い切れない。

次ページ日本ではどうか
関連記事
トピックボードAD