米国発のグローバル不況が避けられない情勢となってきた。FRB(米連邦準備制度理事会)は景気悪化を甘受してでもインフレ退治を進める。
エネルギーや食料品の価格高騰は世界共通だが、米国ではコロナ対策の大規模な財政出動が行われ、需要と雇用が過熱した。そのため、物価と賃金のスパイラル的な上昇が懸念される。財のインフレはピークアウトしてきたが、脱コロナでサービス需要はなお強い。
エネルギー価格も下落に転じたが、対ロシアや産油国の思惑など政治が絡み、景気減速に伴い下がり続けるとも言い切れない。
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