ルネサスエレクトロニクスは最先端ライン含む7工場が停止、3工場で建屋の一部が破損【震災関連速報】

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ルネサスエレクトロニクスは最先端ライン含む7工場が停止、3工場で建屋の一部が破損【震災関連速報】

ルネサスエレクトロニクスは、東日本巨大地震の影響を受け半導体7工場が停止している。操業を停止しているのは、ウエハ上に回路を形成する前工程の5工場と、前工程で作られたチップをパッケージに封入し製品として完成させる後工程の2工場だ。

同社の国内工場は、前工程で10カ所、後工程で12カ所の合計22カ所。今回操業を停止した工場の生産能力は開示されていないため詳細な影響は不明だが、単純計算で全拠点の3割超が操業停止に追い込まれた計算。300ミリのウエハラインを持つ、2つの最先端工場がいずれも操業ストップとなったことからも、影響は決して小さくないものと見られる。

具体的に操業を停止しているのは、前工程では津軽工場(青森県五所川原市)、鶴岡工場(山形県鶴岡市)、那珂工場(茨城県ひたちなか市)、高崎工場(群馬県高崎市)、甲府工場(山梨県甲斐市)の5工場と、後工程では津軽工場(青森県鶴田町)、米沢工場(山形県米沢市)の2工場。うち鶴岡工場については、すでに復旧作業に入っているが、いずれの生産拠点も再開時期は未定。

被害状況としては、那珂工場で負傷者が3人出たが、命に別状はないという。また那珂工場、高崎工場、米沢工場の3工場では建屋が一部破損した。ただし、建屋が倒壊するような状況には至っていない。建屋、生産設備含め詳しい被害状況は、現在調査中としている。

(長谷川 高宏 =東洋経済オンライン)

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