とくに重要なのは従業員のリスキル
――リストラや人事制度の改革が続いています。現場には混乱が多いのでは。
コロナ禍もあり、確かに現場には混乱もあったと思う。ただ、必要だと思っていたことはやれたという手応えを感じている。
今後の富士通にとって、とくに重要なのは従業員のリスキル。例えば営業職には、機器やシステムの提供にとどまらず、顧客のビジネスモデルや業務プロセスを変革するコンサル型のスタイルになってもらおうとしている。目下、その研修に力を入れているところだ。
もちろん、研修したからといってすぐ、顧客から高い評価を得られるコンサル人材になれるほど簡単な話ではない。ただ、前期からはリスキルした営業職によるコンサル型の売り上げ実績が出始めている。そうしたリスキルを支えるのが、ジョブ型人事制度への移行だ。
――ジョブ型が従業員のリスキルを支えるとは、具体的にどういうことですか。
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