有料会員限定

中国でハイブリッド車の人気が急上昇中のわけ 電気自動車に不満持つユーザーが注目し始めた

✎ 1〜 ✎ 362 ✎ 363 ✎ 364 ✎ 最新
拡大
縮小

ハイブリッド車が好調だ。日系各社にとっては追い風だが、その先にはEVへの移行が待ち受ける。

中国では電気自動車の人気は引き続き高いが、ハイブリッド車にも関心が集まる。写真は重慶市内の電気自動車の充電施設(写真:アフロ)

中国で日本の自動車メーカーが得意とするハイブリッド車(HV)の販売が急増している。今年上半期の販売台数は37万1000台で前年同期比50%の伸び。シェアトップのトヨタ自動車系列は6月だけで6万台近くを売り、過去最高を記録した。中国では電気自動車(EV)の販売は相変わらず好調な一方、原油価格の高騰でガソリン車離れが加速。乗り換え需要のうちEVの使い勝手の悪さを嫌う層がHVに向かっている。

HVを優遇対象に加えた背景

中国政府はEVとプラグインハイブリッド車(PHV)、燃料電池車(FCV)の3種類を「新エネルギー車」に指定し、補助金の支給や大都市でのナンバー取得優遇などの普及策を実施している。HVは「エンジンが主動力で電気モーターは補助的」との理由で、この中には含まれない。そのため販売台数は大きく伸びずに推移してきた。しかし2021年1月、中国政府はHVを「低燃費車」と位置づけ、新たに優遇策を導入。これをきっかけに、にわかに人気が高まってきた。

次ページHVを選ぶ理由
関連記事
トピックボードAD
連載一覧
連載一覧はこちら
トレンドライブラリーAD
人気の動画
倒産急増か「外食ゾンビ企業」がついに迎える危機
倒産急増か「外食ゾンビ企業」がついに迎える危機
日本の「パワー半導体」に一石投じる新会社の誕生
日本の「パワー半導体」に一石投じる新会社の誕生
猛追のペイペイ、楽天経済圏に迫る「首位陥落」の現実味
猛追のペイペイ、楽天経済圏に迫る「首位陥落」の現実味
ホンダディーラー「2000店維持」が簡単でない事情
ホンダディーラー「2000店維持」が簡単でない事情
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
トレンドウォッチAD
東洋経済education×ICT
有料会員登録のご案内