インフレ時代を乗り越えるための投資先選びや銘柄選びのコツを、「複眼経済塾」のエミン・ユルマズ塾頭に聞いた。
物価高を発端とした米利上げで株価の下落が続く中、どのように波乱市場と向き合えばよいのか。個人投資家に銘柄の分析方法を教える「複眼経済塾」のエミン・ユルマズ塾頭に、インフレ時代の投資術を聞いた。
──足元の市場環境をどのようにみていますか。
米国は景気減速に加え、5月の消費者物価指数(CPI)が前年同月比8.6%上昇と、市場環境はかなり悪化している。米連邦準備制度理事会(FRB)は政策金利を秋ごろまでには3%以上に引き上げるだろう。
米国が世界の国内総生産(GDP)に占める割合は約4分の1だが、株式時価総額は世界の6割にまで膨れ上がっている。ちょうど日本のバブル期と似ている。FRBが追加の利上げに踏み切れば、株価がさらに暴落するおそれがある。現に米国のリスク資産からは資金流出が起こっている。
中国からも資金が流出
──米国から流出した資金はどこに向かっているのでしょうか。
この記事は有料会員限定です。
ログイン(会員の方はこちら)
有料会員登録
東洋経済オンライン有料会員にご登録頂くと、週刊東洋経済のバックナンバーやオリジナル記事などが読み放題でご利用頂けます。
- 週刊東洋経済のバックナンバー(PDF版)約1,000冊が読み放題
- 東洋経済のオリジナル記事1,000本以上が読み放題
- おすすめ情報をメルマガでお届け
- 限定セミナーにご招待
トピックボードAD
有料会員限定記事