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長期ならプラス勝率高まる「投資配分の最適解」 リスク、リターンに加え「期間」がカギを握る

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リスクをどこまで許容するかで資産運用のポートフォリオの中身が変わっていく。その「最適解」とは?

リスクをどこまで許容するかでポートフォリオの中身も変わる (写真:PIXTA)

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投資においてはリスクとの向き合い方が重要になる。「投資は怖い」と考える人の多くは「リスクが怖い」のではないか。リスクは「正しく恐れる」ことが肝心だ。そこで知っておくべきなのが、「投資期間が長いほど、リスクとリターンの関係が改善する」ことだ。

リスクとリターンの関係

投資信託の説明書には、「リスク20%」や、「リターン5%」といった情報が書かれている。これは、1年当たりのリスクやリターン(利回り、収益率)の大きさだ。リスクは収益の振れ幅で、リスクが高いと価格が大きく上昇する可能性がある一方、大幅下落の可能性も高くなる。

投資期間が2年、3年……と長くなればリスクとリターンの大きさも変わる。例えば、ある投資信託の年率リターンが5%の場合、10年後のリターンは約63%(=1.05の10乗-1)で、年率リターンの約12.5倍になる。

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