フィリピンで「ノーベル賞」メディアが不評な事情 世論調査では信頼度がダントツ最下位の不思議

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ドゥテルテ政権批判の鋭さで知られるフィリピンのオンラインメディア、「ラップラー」の創始者であるマリア・レッサ氏は昨年、ノーベル平和賞を受賞した。ただ、意外にもフィリピンでは評価する声がほとんど聞こえてこない。

フィリピンのオンラインメディア「ラップラー」(写真:ラップラーのホームページより)

ドゥテルテ政権批判の鋭さで知られるフィリピンのオンラインメディア、「ラップラー」の創始者であるマリア・レッサ氏が昨年ノーベル平和賞を受賞したのは記憶に新しい。

レッサ氏は米プリンストン大卒で米国市民権も持つベテランジャーナリスト。ラップラーは、米CNNなどで働いてきた彼女が2012年に立ち上げた。ドゥテルテ大統領の看板政策である麻薬撲滅戦争について調査報道を続けたことで知られる。

ただ、意外にも本国では評価する声がほとんど聞こえてこない。

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