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運動嫌いな人ほどハマる「モバイルヘルス」最前線 「ポケモンGO」で1日当たりの歩数が伸びる

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有力機関による調査・研究リポートからビジネスに役立つ逸品をえりすぐり、そのエッセンスを紹介。

モバイルヘルスは運動嫌いにも有効
『ポケモン GO』で歩数増の好影響

・KDDI総合研究所「モバイルヘルスによって誰もが歩数を増やせるのか」(2022年4月23日)

・KDDI総合研究所 共創部門 健康医療G 目黒巧巳、KDDI総合研究所 招聘研究員 髙山史徳

モバイルのアプリケーションで、誰でも簡単に歩数を計測したり長期変化を確認したりできるようになった(写真:PIXTA)

ウェアラブルデバイスの普及により、モバイルヘルスの有効性に関心が集まっている。本リポートは「歩数」に焦点を当て、内外の研究論文を基にその有効性を検証している。

18〜65歳の7454人のデータを分析し、2021年に発表された系統的レビュー「メタ分析」によると、スマートフォンアプリなどの利用者は、非利用者に比べ、1日当たりの歩数が平均1850歩増えていた。

ゲームを応用するゲーミフィケーションは有効な方法である。16年にサービスを開始した『ポケモン GO』で検証したところ、利用者群の歩数が非利用者群を上回ることが多かった。

メッセージ送信などで個人向けにアプローチする方法も効果がある。運動習慣のない18~55歳を対象に、指輪型ウェアラブルデバイスを用いて、運動の指示やフィードバックを受けた介入群と、受けなかった対照群を比較した調査では、3カ月経過時点で介入群だけ歩数が1日2000歩増加していた。

このようにモバイルヘルスの有効性は証明されている。筆者は「個人の状況に合わせた適切なアプローチやフィードバックを提案するモバイルヘルスの構築が必要」と指摘している。

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・日本政策投資銀行「選ばれる宿になるための選択と集中~逆境を再成長のきっかけに」(2022年4月)

・日本政策投資銀行 東北支店、日本経済研究所

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