世界の半導体製造に貢献するディスコ--就活学生に贈るキラリと光るBtoB企業

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世界の半導体製造に貢献するディスコ--就活学生に贈るキラリと光るBtoB企業

就職氷河期と言われている一方で、新卒採用に苦労している企業は少なくない。業績のよくない中小企業が、学生集めに苦労するのならば納得がいく。しかし、上場企業であり、業績、技術力、待遇などが優れていても、学生の応募が少ないというケースがある。

特に、BtoB企業の場合、業界内では有名でも、学生の間で知名度が低いことがネックになっているのだ。

どのデータを見てもグローバル優良企業

半導体、電子部品向けの切断・切削・研磨装置や加工ツールを製造するディスコ(→詳細)。

半導体製造装置の中のダイシング装置では世界シェア7割、グラインダでは世界シェア5割を誇る。もし、ディスコにトラブルがあれば、世界中の半導体製造が止まり、その影響は計り知れない。

2011年3月期の業績は売上高980億円(前期比59%増)、営業利益145億円(前期の3.1倍)を見込む。リーマンショック直後の09年3月期は業績が落ち込んだが、そこからV字回復している。財務体質も強固で自己資本比率は67.3%。

注目は海外売上高比率が70%と高いこと。今後、少子高齢化で日本経済が縮小していくことから、あらゆる業種の企業が海外市場へ進出しなくては生き残れない。海外売上高比率が高いということは、ディスコの将来が有望であることを示しているともいえる。

北米、アジア、欧州へと展開しているので、海外志向の強い学生にはうってつけの企業だ。

技術力の優秀さは、有効特許件数290件、出願件数353件という数字が証明している。また、世界トップの半導体メーカーであるインテル社から優秀なサプライヤーとして10年連続で表彰されている。

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