「いちご祭」、ミニストップが得意技で参戦 ローカロリーの「練乳いちごパフェ」で勝負
まず、いちごの間にちょこんと顔を出しているのが、2014年4月にリニューアルしたバニラソフトクリーム。ミニストップの従来のソフトクリームで定評のある「ミルク感」はそのままに、国産卵黄の使用やバニラの増量など、濃厚さやコクをプラスして仕上げている。
「フルーツに合うよう考慮して開発されたバニラソフトクリームなのですが、中でもいちごとはダントツで相性がいいんです。いちごの酸味と、ソフトクリームのまろやかさの絶妙なバランスを味わって頂ければと思います」(中間さん)。
練乳とソースがほどよく調和
さらに、果肉を配合したいちごソースや、いちごといえばやっぱり外せない練乳が、いちごとソフトクリームの橋渡しをすることで、味わいの調和を作り出している。そして果肉が配合されているいちごソースにも、ひと工夫が凝らされているという。
「前回の『いちごヨーグルトパフェ』では、少し果肉を残したソースを使っていました。ですが今回はカップの上下に配したいちごで果肉感を味わって頂きたかったので、逆に、ソースはなめらかに仕上げているんです」(中間さん)。
中間さんおすすめの食べ方は、練乳のかかったトッピングのいちごをまず1つ食べて、フルーツ感を楽しんだ後、いちご、ソース、バニラすべてを合わせてほおばること、だそう。
アドバイスに従ってまずいちごを口に入れると、シャーベットのような「シャリッ」とした食感。これは、ミニストップの店頭で供するという方式上、フローズンフルーツを使用しているためだ。回しかけられた練乳はどちらかというと奥ゆかしく、いちごの爽やかな風味の引き立て役を務めている。
さらに、いちご、ソフトクリーム、いちごソースを一緒に食べてみる。ソフトクリームの濃厚さがありながらも、さっぱりした後味なのは、いちごソースが引き締めてくれているからだろう。たまたま昼食の直後だったため、全部食べられる自信はなかったものの、意外に無理なくお腹に収めることができた。
144キロカロリーでダイエット中にもおすすめ
フルーツパフェシリーズは全体的にカロリーが低いのが特徴で、ヘルシーな印象のため、女性や年配の客層に受けがよいという。今回はいちご自体ももともとローカロリーであるため、144キロカロリーという控えめな数字に落ち着いている。これなら、ダイエット中の人でもそれほど罪悪感なく食べられそうだ。
ただ、今回のいちごを使ったパフェについては、メイン購買層である20~40代女性だけではなく、幅広い世代に購入されているそうだ。
「発売に先立ってのテスト販売では、特にお子さん連れのお客様によくお買い求め頂けました。たとえばマンゴーパフェなどは、ちょっと『大人の味』という印象があると思います。それに対し、いちごは子供から年配の方まで、誰もが好きなフレーバーなんですね」(中間さん)。
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