「親の愛情不足」感じる子に見えがちな3つの特徴 親は子にかける言葉を選び、頼み聞くのがベスト

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愛情不足が続くと、人間関係に悩みやすくなります。なぜなら、次の2つの二次障害が起こるからです。

(1)人を信じられなくなる

親からの愛情を感じられないと、親のことを信頼できなくなります。いちばん身近な自分の親でさえ信頼できないのに、学校の先生や友達などの他人を信じることは難しいでしょう。すると、深い人間関係を築くことも難しくなります。

(2)自分を信じられなくなる

親から愛されてないと感じると、自分は価値のない人間だと思ってしまいます。つまり、自分に自信を持てなくなるのです。すると、クラスメイトに話しかける勇気がなくなります。「どうせ無視される」「友達になってくれるわけがない」と無意識に思ってしまうからです。友達がなかなかできず、悩むこともあるでしょう。

ほとんどの子は、友達に会うために学校に行っています。友達関係がうまくいかなくなれば、学校も楽しくないと感じます。それがきっかけで、不登校になることもあるのです。

親が悪いのでなく、たまたま上手く伝わらなかっただけ

子どもが愛情不足と聞くと、なんだか子育てに失敗したように感じるかもしれません。しかし、親だけが悪いわけではありません。そもそも学校で「愛情の伝え方」とか「子育ての仕方」なんて学ばないからです。つまり、最初から上手くいく方がまれで、多くの方が手探り状態で始めています。もし今、お子さんが愛情不足かもしれないと思っても、自分を責める必要はありません。

では、どうしたら、愛情不足は解消するのでしょうか?

ここからは私の経験を交えてお伝えします。ポイントは「子どもが求める愛情を的確に伝えていく」ことです。たとえば、お子さんはゲームが大好きだとしましょう。おそらく食事中も、常にゲームのことで頭がいっぱいです。ここで親が「宿題は、終わったの?」「夕食が終わったら、勉強しなさい」と言ったら子どもはどう思うでしょうか?

ほとんどの子は「そんな話聞きたくない」と感じます。親としては「勉強を頑張って、将来幸せになってほしい」という想いから声をかけていても、子どもにとっては「愛情」ではなく「おせっかい」なのです。

では、どんな言葉をかけたら、子どもは喜ぶのか。たとえば、「最近、どんなゲームやってるの?」と言ったらどうでしょう。自分の好きなことに興味を示してくれているので、嫌な気持ちにはなりません。

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