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米銀決算はかく語りき 21年のM&Aの実績は前年比53%増

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なかぞら・まな 1991年慶応義塾大学経済学部卒業、野村総合研究所に入社。97年野村アセットマネジメントでクレジットアナリストに。社債や国債を分析。モルガン・スタンレー証券、JPモルガン証券を経て、2008年10月からBNPパリバ証券クレジット調査部長。11年から現職。(撮影:尾形文繁)

米国企業の2021年第4四半期決算の発表が続いている。コロナ禍による影響は完全には推し量れないのだが、売上高が市場予想を上回る発表が相次ぎ、総じて好調である。

大手米国銀行の決算も続々と発表されたが、大手5社(JPモルガン・チェース、シティ、ゴールドマン・サックス、モルガン・スタンレー、バンク・オブ・アメリカ)はだいたい同様の傾向を見せた。投資銀行・法人金融部門の利益はそれぞれ前年同期比2%増、3%増、13%増、4%減、12%増となった。中身を見ると、グローバルマーケット関連が冴えなかったのに対し、法人金融は前年同期比20%超となる大幅増だった。

とりわけ、M&A(合併・買収)ファイナンスが大きく貢献したことがわかった。21年のM&Aの実績は2230億ドルで前年比53%増となった。成長期待とCFO(最高財務責任者)の強気に、安定した緩やかな収益状況が重なったときには、いつもM&Aが伸びる。

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