自由化に先駆け料金比較サイト開設。エネルギー業界をテクノロジーで変革。
脱炭素化やデジタル化の進展により、エネルギー業界はかつてない大変革に直面している。
二酸化炭素を大量排出する火力発電主体の電力会社は経営が悪化し、発電所の閉鎖が相次ぐ。反面、EV(電気自動車)メーカーや再生可能エネルギー主体の電力会社、EV充電インフラ企業、蓄電池メーカーなどが「脱炭素テック」として投資家から期待を集めている。米国のナスダック市場では、売り上げを計上していない蓄電池分野のスタートアップ企業に時価総額1000億円を超すほどの資金が集まっている。
ひるがえって日本では、「脱炭素テック」と呼べる企業は数えるほどしかない。そのうちの1社が2020年12月に東証マザーズ市場へ上場したENECHANGE(エネチェンジ)だ。
同社は、16年4月の電力小売り全面自由化の前に料金プランの比較サイト「エネチェンジ」を開設。電気・ガス料金の診断や他社との比較検討サービスをユーザーに提供している。電力・ガス会社の契約切り替え手続きまでオンラインで行えるようにし、電気代またはガス代の2%を対価として、ユーザーが契約を切り替えた先の電力会社などから継続的に得ている。
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