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中国が台湾侵攻能力を誇示する真意 実際には台湾統一に関して手詰まり状態

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軍事演習の様子をたびたびSNSに流す中国軍。その狙いは台湾への圧力だけではない。

台湾強襲作戦を想定する中国軍。写真は2016年に南シナ海広東省沖で実施した中ロ合同軍事演習(新華社/アフロ)

7月27日、中国版SNSの「微博」で、東部戦区陸軍第73集団軍の上陸演習の動画が公開された。動画は、夜明け前の水陸両用混成旅団内の某大隊が設置した臨時司令部のシーンから始まる。指揮官が任務を指示する設定で、先発隊が海上から陸上までの進路を開き、そこから強襲揚陸を行うという演習の内容だ。視聴者が動画のストーリーを理解できるように解説をしている。

その後、夜陰に紛れて少数の先発隊が上陸地点を確保する場面から、演習全体の指揮を執る第73集団軍の装甲指揮車へと場面が移る。先発隊は各種ドローンを飛ばすなどして偵察を行い、その情報を基に対岸に準備された水陸両用戦車に隊員が乗り込み、目標とする海岸に向けて洋上を航行する。

水陸両用戦車は、海岸に設置されている敵の防御陣地などに洋上から砲撃を加え、対岸からも自走榴弾砲や多連装ロケット砲が攻撃を加えている。それに続いて、敵が設置した地雷などの障害物を排除しつつ、上陸作戦が進行する。最後は、並べられた水陸両用戦車の前に隊員が整列し、「党の指揮を聞き、戦いに勝てるようになり、作風(仕事や思想上の態度)を優良にする」と合唱する場面で締めくくられる。

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