有料会員限定

ヒットが生まれ、育つ必然 YOASOBIだけじゃない

✎ 1〜 ✎ 9 ✎ 10 ✎ 11 ✎ 最新
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

有料会員限定記事の印刷ページの表示は、有料会員登録が必要です。

はこちら

はこちら

縮小

新人発掘・育成の豊富なノウハウと、芽が出た新人を大きく伸ばすマーケティングの力がある。

(zak / PIXTA)

特集「ソニー 掛け算の経営」の他の記事を読む

音楽業界はソニーミュージックの独り勝ち──。他社の関係者から、うらやむ声がよく聞かれる。実際、ビルボードジャパンが発表する、年間ヒットチャート「Billboard Japan Hot 100」によると、2020年にヒットした上位10曲のうち、ソニーミュージックグループに所属するアーティストの楽曲が4曲を占めた(下表、集計期間は19年11月25日〜20年11月22日)。

年間1位の「夜に駆ける」は、2人組ユニット・YOASOBIのデビュー作だ。ソニーミュージックが運営する小説投稿サイト「monogatary. com」に投稿された小説を基に、Ayaseが作詞・作曲し、女性ボーカルのIkuraが歌った。小説が原作という斬新なコンセプトや、厭世(えんせい)的な世界観が若者の心に刺さり、定額で音楽が聞き放題のストリーミングサービスや、動画投稿サイトのユーチューブなどを通じ、爆発的にヒットした。

YOASOBIに加え、アニメ「鬼滅の刃」の主題歌を歌ったLiSAや、King Gnu、米津玄師など、多くのヒットアーティストを世に送り出す。

関連記事
トピックボードAD