テレワークや巣ごもり需要を背景に業績はうなぎ登り。株価も好調が続く。

半導体関連の企業価値が高まっている。米国で上場する主な半導体関連株30銘柄で構成されるフィラデルフィア半導体株指数(SOX)は2月に史上最高値を更新。この1年間で約1.8倍に急上昇している。米ダウ工業株30種平均指数や日経平均株価の伸び率を大きく上回り、市場では半導体関連銘柄がまさに注目の的だ。

高速通信規格「5G」対応や新型コロナ禍における巣ごもり需要拡大などを追い風に、半導体関連企業は世界的に業績が絶好調だ。製造装置など川上の関連産業が強い日本企業も好業績を享受しており、株価がうなぎ登りだ。
例えば、製造装置大手の東京エレクトロンの株価はこの1年で約2倍の4.4万円に。ディスコは1.6倍、車載半導体に強いルネサスは約2倍と高騰しており、いずれも同期間の日経平均の上昇率である1.4倍を凌駕する。
「今年も来年も、過去最高の売り上げを更新する『ビッグイヤーズ』になる」。東京エレクトロンの河合利樹社長は1月の決算発表で興奮ぎみにそう語った。
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