EV、さらには自動運転社会に向け、クルマづくりのあり方が根底から変わる。

「社会課題の解決に向けた発明がタイムリーに生み出せる環境を目指していく」
2月23日、冬晴れの富士山を望む静岡県裾野市でトヨタ自動車は実験都市「ウーブン・シティ」の建設を始めた。地鎮祭に出席した豊田章男社長は、巨大プロジェクトへの思いを熱く語った。
建設場所は昨年末に半世紀に及ぶ歴史に幕を下ろした東富士工場の跡地で、東京ドーム約15個分に当たる約70万平方メートルもの広大な敷地に最先端の街がつくられる。住民が実際に暮らし、「CASE(コネクテッド、自動運転、シェアリング、電動化)」と呼ばれる次世代の自動車技術のほか、ロボットや人工知能(AI)など、社会が必要とするあらゆる先端技術の実証を行う。集めたデータを活用して、最適なサービスを提供するスマートシティーを目指す。
第1期工事の完了は2025年ごろを予定。最初は高齢者や子育て世代の家族、発明家を中心に約360人が住み、将来は2000人以上の住民が暮らす街にする。
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