長引く緊急事態宣言の下で会食がなくなり、人と新たに知り合う機会が減り続けている。「ズーム飲み」もあるが、なかなか異業種の人とつながりにくいし、決められた時間の中ではDXに必要なイノベーションのきっかけになる気軽な雑談も難しい。
そんな問題を解決するアプリが彗星のごとく登場した。その名も「クラブハウス」だ。音声を使ったSNSで、知人だけでなく他人の会話を聞いたり、気軽に交ざったりしやすい工夫がなされている。深夜のラジオ番組に電話をかけて指名されれば放送に交ざれるという感覚に近い。最新技術で遅延も少なく、会話を非公開にもできることから、グループ通話の定番になりえる。現在は米アップルの「iOS」にのみ対応している。
日本国内では1月後半に爆発的に広がった。折しもワイヤレスイヤホンが普及したことで音声サービスが注目されている。音声だけに機能を絞っているため、会話を聞きながら、ほかのSNSや動画を見ることも可能だ。スポーツ中継を見ながら感想をリアルタイムで何千人と共有することもできる。
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