描けぬ「脱炭素時代」の成長戦略 要となる洋上風力発電で劣後

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泉澤清次社長は「巨艦」三菱重工業をどう舵取りするのか。写真は2020年2月の決算説明会時(撮影:風間仁一郎)

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日本の近代化とともに成長し、戦後の経済復興を支えてきた三菱グループの中核企業、三菱重工業が行き詰まっている。

グループ創業150年にあたる2020年10月に発表した2024年3月期までの中期経営計画では、これまでに総額1兆円を投じた次代の成長戦略の要である小型旅客機「三菱スペースジェット」の開発から事実上、手を引く決断をした。だが、スペースジェットの代わりの成長エンジンは見当たらない。

今回発表した中期経営計画では、2021年3月期に1%の事業利益率(見通し)を2024年3月期に7%へ引き上げる目標を掲げた。一方、2021年3月期までの3年間に3700億円を費やしたスペースジェットに関する開発費は、2024年3月期までの3年累計で200億円にとどめる。これでは大規模な飛行試験はできず、事実上の撤退と言える。

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