開発から製造まで、自社で手がける
――新型コロナウイルスが猛威を振るっています。ビジネスにどんな影響が出ていますか?
国内の工事に関してはさほど遅れはなかったが、国外では新型コロナが非常に流行している地域もあり、若干の遅れが出ている。また、定期検査などのメンテナンス工事は春にやるものを秋に延期するなどの対応をとった。
今回、相当苦労しながら遠隔で工事内容を指示するなどの対応を取ってきた。営業も、今までは現地の顧客と密着して受注の商談をしていたが、Webでの商談も意外にスムーズにできた。海外拠点の従業員や駐在員がよく頑張ってくれた。
――2020年度は受注量が減っています。
ガスタービンの需要は一時落ち込んだが、ここに来て市場は回復傾向にある2020年7~12月期のガスタービン市場の世界シェアは、1位を確保することができた。今後、石炭火力発電の新設は激減するが、サービス事業へのシフトとガスタービンの伸びで、事業規模をある程度確保できると考えている。
――三菱パワーがシェアを獲得できている背景には何があるのでしょうか。
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