【産業天気図・外食】猛暑で若干回復だが、アテネ五輪がブレーキ

デパート地下の食品売り場や、持ち帰り弁当店といった“中食”(なかしょく)勢力に押され気味の外食業界。一時期は30兆円近くまで広がった市場規模は、今や25兆円程度まで縮小したといわれ、慢性的な「曇り空」だ。
 とはいえ、この7月は猛暑で業界既存店売上高が対前年比1.3%増と2月以来5カ月ぶりのプラスに転じ(日本フードサービス協会調べ)、一息ついた。ところが、8月はその反動減。さらには、オリンピックによる人出の減少と、せっかくの特需も尻すぼみの状況に陥った。
 それでも冷夏だった昨年よりはましで、ファミレス御三家のすかいらーく、デニーズ、ロイヤルは揃って業績を回復させる。
 一方、BSEショックを引きずる牛丼チェーンは、上期業績が大幅に悪化。米国産牛肉の年内輸入再開にはメドがついたものの、原状回復には時間がかかる、との見方も。元気いっぱいなのは、幸楽苑やハイデイ日高のラーメンチェーン程度か。
【高橋由里記者】


(株)東洋経済新報社 電子メディア編集部

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